ページトップアイコン

後払い・ツケ払い現金化サービスについて

ヤミ金問題について

利用者に何らかの商品を購入させ、そのキャッシュバックや商品レビュー名目で先に金銭を交付し、その後の給料日などに商品代金名目で金銭の回収を行うような、新手のヤミ金手法です。

目次

後払い・ツケ払い現金化サービスとは

 形式的には、後払いによる商品売買等の形態をとっているが、商品代金の支払いに先立って、商品の購入者が金銭を受け取ることができ、後日、給料日等に商品代金を支払い、さの商品代金と先に受け取った金銭の差額が(金利と捉えると)高額であるサービスです。

(サービス事例)

 「商品購入のキャッシュバック」「商品レビューの報酬」「商品の買取り」「オンラインサロンの入会費用」等

後払い・ツケ払い現金化サービスの問題点①

 そもそものサイト構成が、商品購入や、業者が適法と謳うサービスの内容などを前面に押し出しているところはほとんどなく「ブラックOK」「即日現金を手に出来る」など、ヤミ金や給与ファクタリング同様の誘因手段で利用者を集めています。もちろん、利用者も商品やサービスを目的として利用する訳ではないので、商品やサービスの内容は無価値なもの(ex.フリー素材の画像データ)も多いのが特徴です。

 また、ヤミ金の隠れ蓑として行われているところが多いことから、全てのスキームで当たり前だが、利用者が先に現金を手にし、その後、業者側に支払われる順序となっています。

後払い・ツケ払い現金化サービスの問題点②

 さらに、利用時には、通常の商品購入サイトなどで行われることがほとんどない、勤務先の在籍確認や親族の連絡先確認、運転免許証などの身分証明書の画像提示、他の後払い現金化業者の利用件数などの確認が行われることは多く、正に手法がヤミ金そのものなのです。

 そして、給与ファクタリング同様、利用者からの金銭の支払いが次の給料日で設定されることが多いため、これらの金銭のやりとりを年利換算すると、ほとんどが500%以上となり、ひどいものでは2000%を越えるケースも存在します。

後払い・ツケ払い現金化サービスの問題点③

 これら後払い等現金化サービスの問題は、現状、明確な法整備などがなされておらず、実質グレーゾーンとして未だにサービスの提供がなされ続けています。

 しかしながら、現状、当事務所が介入することにより、ほとんどの業者はヤミ金業者同様、督促や取り立てを止め、ゼロ和解をすることが可能になっていますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

代表司法書士山下正悟

代表司法書士山下正悟